教えて内藤先生 第8回 「歯科医院のホームページの情報は信じていいの?」

この連載について
歯科医と患者さんとの間にはギャップがある。それが不満や後悔につながることも多い。歯科医の内藤は、そのギャップを埋めるため週に一度、落ち着いて患者さんと話せる時間をつくることにした。するとそこに毎週訪れるようになった小学5年生のゆめは君。内藤とゆめは君。患者さんからのご質問やご意見をもとにした2人の気さくな会話から、歯科医の常識や日常がみえてくる。歯科医と患者さんのギャップを埋め、お互いに後悔のない歯科医療を選択するための情報が満載。


内藤先生
話せる歯科医

ゆめは君
辛口な小学校5年生

ゆめは君
理想と現実にはギャップがあるんだよね?(→第7回へ

内藤先生
それはあるよね。いつも理想通りにはいかないのが現実。

ゆめは君
でも歯科医院のホームページとかみると、理想的っていうか、すごそうなこといっぱい書いてあるよ。

内藤先生
たしかに。

ゆめは君
歯科医院のホームページの情報は信じていいの?

内藤先生
信じていい情報もあるし、信じすぎてはいけない情報もあるね。

ゆめは君
信じすぎてはいけない情報?最近話題のフェイクニュースみたいなものがあるってこと?

内藤先生
いやフェイクニュースだと、それはウソの情報ってことになるよね?

ゆめは君
ウソではないの?

内藤先生
ウソは信じてはいけない情報だけど、ここで言いたいのはウソではないけど、真実でもない情報のこと。

ゆめは君
どういうこと?

内藤先生
例えば、奇跡的にうまくいった結果を、さもそれがすべての人にうまくいくようなことだと誤解を招くような情報。

ゆめは君
あ、誇大広告ってやつね。

内藤先生
そう、さすが賢いね。歯科医院のホームページの内容には少なからずそういうものが含まれていることがあると思う。期待しすぎちゃうような内容。

ゆめは君
歯科医院の競争が激しくなってることも関係してる?

内藤先生
そうだね。患者さんに選んでもらう歯科医院になるために、できるだけ良い情報を載せなきゃって思うし、やっぱり人はうまくいったことを言いたいもんだからね。

ゆめは君
でもうまくいくことばっかりじゃないんだよね?

内藤先生
それが現実だよね。「成功率100パーセント。誰も真似できないゴッドハンドを持つ名医」みたいな人の方が、カッコ良いし、カリスマ性もあるから宣伝効果としてはあるかもしれないよね。

ゆめは君
患者さんもそんな名医がいたらやっぱ診てもらいたいって思いそうだよね。

内藤先生
やっぱそうだよね?うまくいくことばかりじゃないことが真実だけど、それを正直に伝えている方が、結果にコミットしていなかったり、言い訳しているように聞こえたりしてしまう。

ゆめは君
まあ、結果にこだわることもそうだし、悪い結果が出ても言い訳はしないでほしいよね。

内藤先生
そうだね。

ゆめは君
内藤先生はカリスマや名医って思われたくないの?

内藤先生
カッコ良いって思うし、憧れもないことはないけど、向いてないね。

ゆめは君
向いてないか(笑)

内藤先生
結果にもこだわりたいし、言い訳もしたくないけど、あまりに期待させるような内容を宣伝するのは、患者さんの不満や後悔につながることがあるので注意したいよね。

ゆめは君
どんな情報を信じたら良いの?

内藤先生
等身大で正直な情報。

ゆめは君
その判断がむずかしいんだけど。

(次回へ続く)

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