この連載について
歯科医と患者さんとの間にはギャップがある。それが不満や後悔につながることも多い。歯科医の内藤は、そのギャップを埋めるため週に一度、落ち着いて患者さんと話せる時間をつくることにした。するとそこに毎週訪れるようになった小学5年生のゆめは君。内藤とゆめは君。患者さんからのご質問やご意見をもとにした2人の気さくな会話から、歯科医の想いや常識がみえてくる。歯科医と患者さんのギャップを埋め、お互いに後悔のない歯科医療を選択するための情報が満載。
内藤先生
話せる歯科医
ゆめは君
辛口な小学校5年生
有名なのは、「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。」
いや先日話の流れから患者さんに山本五十六の話をしたからね。
いや出身はどこかって聞かれて、新潟県の長岡市ですって答えたんだけど、長岡市の説明をするのに、有名な何かを伝えたくてね。それでまず出てきたのが、長岡花火。そして山本五十六。
そそ。子供の頃から、長岡の花火は日本一なんだよって育ったからね。県外に出たら誰もそんなこと言ってなかったけど。
でもすごいけどね。で、山本五十六の名言だけど、これも子供の頃から良く聞かされてたけど、子供のときはあまりピンと来なくてね。何となく言葉の響きだけが頭に残っていた程度だった。
でも大人になってからその言葉に触れるととても響く。そしてすごさに気付く。しかもその先があったことを大人になってから知ったしね。
うん。「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」って。
この言葉を持っているかどうかで、仕事においても家庭においても、人との関わり方が変わってくるし、これまでにも助けられてきた実感がある。
へえ。山本五十六さんかあ。すごい人なんだね。新潟県長岡市の英雄だね。
言葉の力ってすごいなって思うし、そんな言葉を残した山本五十六も本当すごいよ。
(次回へ続く)
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