話せるブログ 第78回 感性&思考「結果よりもプロセスにあらわれるもの」

この連載について
一人ひとりの答えが違う歯科医療。そんな中、話せる歯科医は、患者さんの言いなりでもなく、自分勝手でもない。科学的な根拠も大事だけど、ときに感覚やあいまいさを優先する。ではいったいどんな歯科医が話せる歯科医なのか? 私、内藤の経験や物語をとおして、話せる歯科医をひも解いていきます。ここには、これからの歯科医療における答えの決め方のヒントがあるはずです。

「先生は丁寧に治療をしてくれるので
安心してお任せできてます。」

先日、ある患者さんが会話の中で、
こんなことを言ってくれたので、
もう少し掘り下げて聞いてみました。

「患者さんの立場からすると、
治療の丁寧さってどんなことで
判断しているんですか?」

すると、その患者さんの答えが
とても腑に落ちる内容だったので
今回はそのことについて
ちゃんと書くことにしました。

その患者さんの答え。

それは治療結果よりも
治療プロセスで判断しているというもの。

具体的には、
口の中の触り方、
質問への回答、
話し方や声のトーン、

削る量の少なさ...

などなど色々と
挙げていらっしゃいましたが、
そういうプロセスによって、
丁寧かどうか、
そして信頼できるかどうかを
判断しているとのこと。

治療自体のプロセスもそうですが、
どうも治療に入る前のプロセスも
含まれているようですね。

「結果って患者にはよくわからないんです。
つめた後やかぶせた後を見せられても、
中身はどうなっていたかわからないし。
だからプロセスって患者にとって、
絶対大事ですよ。
自分がどういうふうに扱われているのかとか、
歯医者さんがどんな感情でやっているかとか、
実際に接したり、治療を受けていると、
色んなことを感じますから。」

その患者さんいわく、
治療のプロセスによって、
歯科医の人間性やスキルがわかると。

「私はとても細かい方なので、
そういうことを良くみています。
決して適当に言ってるんじゃないんですよ。」

細かくてシビアな患者さんほど、
学ばせてもらうことは多いですね。

治療結果よりも、
治療プロセスに人間性とスキルはあらわれる。
そしてそれを患者さんは感じ取っている。

こわいですね~。
歯科医はこのことを
肝に銘じておかなければなりません。

(次回へ続く)

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