話せるブログ 第72回 感性&思考「意識の重要性」

この連載について
一人ひとりの答えが違う歯科医療。そんな中、話せる歯科医は、患者さんの言いなりでもなく、自分勝手でもない。科学的な根拠も大事だけど、ときに感覚やあいまいさを優先する。ではいったいどんな歯科医が話せる歯科医なのか? 私、内藤の経験や物語をとおして、話せる歯科医をひも解いていきます。ここには、これからの歯科医療における答えの決め方のヒントがあるはずです。

歯や口の中の問題は、
体の問題と関係しています。

だから歯や口の中にある
問題点を改善していくと、
患者さんが抱えている
全身的な疾患や不快症状が
改善することがあります。
逆に、体の状態が良くなると、
歯や口の中の状態も良くなる、
あるいは良くなりやすい
と言えます。

私は歯科医なので、
実際に行うことは
歯や口の中の問題点を
改善していくことです。
ただそれによる
体への影響や反応を
意識しながら行います。

患者さんにも
歯や口の中の問題が
体に及ぼす影響を
理解してもらったり、
時にはその影響を
みえる化したり、
体感してもらったりして、

歯や口の中はもちろん、
体の健康が良くなるという
意識をしてもらいながら
治療を行っていきます。

歯の治療をするときに
歯科医と患者さんお互いが
体の健康改善まで見据えた

意識を持っている中で行うと、
同じことをやっていても
結果が異なってきます。

同じことをやっていても
意識で結果が違うとか言い出すと、
なんだか非科学的で、
あやしくも感じるかもしれませんが。

筋力トレーニングするときに、
鍛えている部位を意識すると、
より効果が出やすいと言われていますが、
イメージはそれに近いでしょうか。

意識することって
とても大事なんですよね。
特に、
治そうとか、治りたいとか、
良い方向にはいくはずだとか、
そんな前向きな意識が
とても大事なんです。
それがあるかないかでは、
臨床的に結果が違うと
実感します。

歯科医と患者さんの信頼関係があり、
体の問題まで改善することに、
前向きな意識を持っていること。
それが時に奇跡的な結果を

生むことにつながるんです。

科学的かと言われると、
確かに非科学的な部分もありますが、
まだまだ科学でわかっていない
ことはたくさんあります。

臨床現場では、
科学的に証明できるかどうかよりも、
患者さんが治るかどうか、
元気になるかどうかが重要です。

もちろん、それが全然説明の
つかないことをして

患者さんに不利益ばかりを
与えるようでは詐欺行為と
変わりませんので注意が必要です。

ただ最近では、
前向きな精神状態が
喘息や皮膚炎などの
アレルギー症状を抑える
というような研究発表も
出てきました。

今は非科学的なことも
将来的に科学的なものに
変わることも十分ありえます。

歯科医が行う治療は、
患者さんの健康や人生が
好転するための
きっかけを与えているにすぎません。
科学的だろうが
非科学的だろうが

患者さんの健康や人生が
好転して患者さんが
喜んでいるのであれば
臨床的にはその治療は
成功したと言えるのだと思います。

(次回へ続く)

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